「サード・プレイス」
- 光丘真理
- 2020年10月4日
- 読了時間: 1分

ささきありさんが、子どもたちとのカタリバのお仕事の経験を生かして、心に響く群像劇を新刊として発表しました。
『サード・プレイス』(酒井以・絵 フレーベル館)
中高生の秘密基地 サプリガーデン。ここと出会って本当の自分を見つける4人の中学生。
サード・プレイスは、彼らに居場所を提供し、「これもあり、それもあり」だということを教えてくれる。
このサプリガーデンは、オアシスや唯一の場所というわけではなく、
あくまでも「サード・プレイス」。ここでそれぞれの生き方や、
これが自分でいいんだ、という安心を見つけて、
ファーストやセカンドに帰っていく。
だけど、いつでも来ていい場所、それが、『サード・プレイス』。
ああ、私が中学生の時、こんな場所があったらよかったのに!
思わず心で叫んだ。
この本が、きっと、読んだ子どもたちの『サード・プレイス』になるはず。
読後の余韻が今も残る逸品。
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